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写真ライドに行って死にかけた話  磐梯スカイラインから浄土平へ

先日SONYの新作フルサイズセンサーカメラ、α7cを手に入れ、「紅葉をどうしても撮りに行きたい」欲がわいてきました…。

というわけで、日曜日を使って福島の浄土平まで日帰り輪行旅行に。

 

以前福島に住んでいたこともあり、浄土平は3回目。2回とも傾斜の厳しい、脚殺しで名高い高湯温泉側からのルートでした。

今回はゆっくり登りたかったため、傾斜が緩やかな土湯温泉側から登るルートを作ってみました。

地図:https://ridewithgps.com/routes/34499190

天気予報を見ると、当日の福島市は降水確率0%の快晴予報。これは最高じゃないかと意気揚々と出発。これが最初の判断ミスでした。

始発の新幹線に飛び乗り、新幹線で福島駅まで。

ちなみに福島駅は西口が新幹線ホームに近いですよ

福島駅からは川沿い経由で登り口まで向かいます。日曜日だったからなのか交通量は少な目。

          

国道115号線をしばらく走ると、トンネル手前で歩行者・自転車用のルートが出てきます。

ここから先はまさに天国。斜度も6%超えはほとんどなく、ずっとシッティングで問題なし

 

車は片手で数えるほどしか見かけず。

そしてなんとも景色が綺麗…..。

カメラの性能が上がるだけでここまで写真はきれいになるのか……!!!!

ロードバイクに初めて乗った時依頼の衝撃でした。

途中で虹にも遭遇。なんてラッキーなんだ。

雲行きが怪しくなる

標高1300mを超えたあたりで雨がしとしとと降り始めました。

それまでも通り雨は何度かうたれていたし、晴れ間が見えていたのですぐに止むだろうと気にせず続行。

しかし一向に止まない雨。標高があがるにつれてどんどん下がる気温。このあたりから少しずつ不安に。もしかして景色見えない…?

 

雪積もっとるやんけ

そしてようやく磐梯スカイラインの入り口へ到着。したものの、周りの景色は濃霧のため全く見えず。

それどころか10m先もはっきりと見えない。おっとやばいぞ。

さらには雨は強さを増していきます。あれ、私景色を楽しみに来たんじゃなかったっけ。

 

雨が痛いなぁとふと肩を見ると…..氷の粒。雨やなくて霰やんけ。こりゃまずいぞ。

霰がビシビシとあたりサングラスが音を立てます。この時に指ぬきグローブで来たことを死ぬほど後悔しました。

ここからは「心頭滅却すれば、火自ずから涼し」の精神を発動し、寒さを無視することにしました。手は寒さのため途中から感覚がなくなったので結果オーライ(全然大丈夫じゃない)

滅却モードで登り続け、ようやく最高地点に。

 

この時指はもうほとんど動かなくて、レンズのキャップを外すのすら手間取りました。

曇ってるけど拭く余裕もなく。

 

 

なんとかビジターセンターにたどり着いたものの、あたりは悪天候で火口も見えず。

おとなしく醤油ラーメンだけ食べて下山を決意。

ラーメン待ってる間も身体の震えがとまらず、隣に座るご婦人から心配されました。

 

浄土平ならではの風景も嵐のため全然楽しめず。

 

 

しかし、つばくろ谷まで下りてみると….晴れ…てる….? 路面も濡れてない….?

 

その後も高湯温泉まで下るも路面はカラカラで天気も良い。

こっちからのぼれば濡れなかった….???

斜度を理由に高湯温泉側から逃げたことを後悔しました。

 

そうこうしている間に高湯温泉まで到着。ここでHPを回復します。

美しいコバルトブルーの温泉。これで250円は安い。

http://www.takayuonsen.jp/

 

このあとまっすぐに駅までもどり、そのまま新幹線に飛び乗りました。

 

 

今回学んだこと。

  • 高いカメラしゅごい
  • 紅葉シーズンは頂上は冬装備が必須
  • 頂上だけ天気が違うこともよくあるので雨装備は持ってきた方が安心
  • 土湯温泉側は傾斜が楽だが路面はウェット
  • 磐梯スカイラインは天候が崩れやすい
  • 補給ポイントは本当にない
  • 高いカメラしゅごい(2回目)

 

私と同じ轍を踏まないようここに残しておきます….。

死ぬかとおもったけど結果は満足。今度は夏に来ようと硬く誓いました。

 

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